【お知らせ】2023年7月1日(土)「『秒速5000km』刊行記念イタリア・コミックスの世界」

【お知らせ】

マヌエレ・フィオール『秒速5000km』日本語版の刊行を記念して、翻訳者の栗原俊秀さんをゲストにイタリアのコミックについて語り合うイベントを開催します。


■開催概要

日程:2023年7月1日(土)19:00-21:00(18:30開場)

参加費:通常 1000円+1ドリンク

    書籍付き 4000円+1ドリンク(『秒速5000km』(税込3300円)付き)

場所:書肆喫茶mori(大阪市中央区谷町6-14-2 大阪メトロ谷町六丁目駅徒歩5分)


ご参加ご希望の方は、Twitter、インスタグラムのDM、次のメールアドレス(shosikissa.mori@gmail.com)にてご連絡いただくか、店主まで直接お知らせください。


■同時開催

『秒速5000km』刊行を記念して当店2階では複製パネル展も開催中です。(~7月1日まで)
とても美しくほろ苦いラブロマンス。大きなサイズのパネルでぜひご覧ください。


■マヌエレ・フィオール『秒速5000km』

『秒速5000km』 | 書肆喫茶mori~海外コミックスのブックカフェ powered by BASE

作:マヌエレ・フィオール訳:栗原俊秀、ディエゴ・マルティーナ発行:マガジンハウス発売:2023年5月31日B5変型判 縦240mm 横170mm 厚さ15mm 160ページヨーロッパを代表する漫画家マヌエレ・フィオールの恋愛漫画ついに初邦訳イタリアの肌を刺すような日差しの中二人の少年と一人の少女が恋に落ちるイタリア、ノルウェー、エジプトと場所を変えながら三者三様の人生が淡く交わる20年を描く恋愛漫画この傑作グラフィック・ノヴェルを美麗なフルカラー印刷でお楽しみください巻末には訳者である栗原俊秀の詳細な解説付き栗原俊秀「フィオールに魅せられて―文学、美術、建築が綾なす漫画の世界―」<推薦のことば>フィオールさんの作品が翻訳されて、日本で読めるようになったのは本当に嬉しい! 作品の中にゆったりと流れる時間と、美しい色彩には映画とも小説とも漫画ともつかない、独特の気持ち良さがあって眺めているだけで幸福感を覚えます。―――伊坂幸太郎(小説家『重力ピエロ』『クリスマスを探偵と』)<担当編集者より>『秒速5000km』にはナレーションがありません。登場人物のセリフだけで構成されています。フィオールは「あれから10年…」といった野暮な文章は入れずに、ルチアとピエロの人生の6つの場面を断片的に見せることで、わずか140ページで20年の月日を描き切ります。その6つの場面は、イタリア、ノルウェー、エジプトと地理的なヴァラエティに富んでおり、1つの章に1つの舞台だけが描かれるという制約が課せられています。そのため離れ離れの2人をつなぐ、電話や手紙といったコミュニケーション手段が印象的なガジェットとして描かれます。書名の『秒速5000km』は、オスロ(ノルウェーの首都)とエジプトの発掘現場の物理的な距離=5000kmと、国際電話のタイムラグ=1秒に由来しています。またこの地理的な国際性から、イタリア語、ノルウェー語、フランス語、英語、エジプト語の5つの言語の使用する規格外の試みが導かれます。ヨーロッパでは、EUによる「移動の自由化」(ノルウェーはEU非加盟国)や移民の増加などで他国籍、他言語の人と共生するのが日常になり、自らが他国で労働/生活することもありふれた人生の選択になっています。このような現実の反映が『秒速5000km』の国際性につながっているのでしょう。日本でも外国人労働者の数

書肆喫茶mori~海外コミックスのブックカフェ

書肆喫茶mori~海外コミックスのブックカフェ

大阪・谷町六丁目にある、日本では数少ない海外コミックスのブックカフェです。 日本語訳されたバンド・デシネ(フランス語圏のマンガ)やグラフィックノベルなどを取り揃えています。 美しい色彩、斬新なビジュアル・デザイン、多様な文化にもとづくストーリー……日本のマンガとは一味違った海外コミックスの世界に触れてみませんか。

0コメント

  • 1000 / 1000