《BD》2021年4月20日発売『「女医」カリン・ラコンブ:感染症専門医のコロナ奮闘記』
『「女医」カリン・ラコンブ:感染症専門医のコロナ奮闘記』
発売日:2021年4月20日(火)
原作:カリン・ラコンブ(Karine Lacombe)
作画:フィアマ・ルザーティ(Fiamma Luzzati)
訳:大西愛子
発行:花伝社
およそ1年前。未知の部分も多かったコロナ第一波のパリで、第一線で働く女性医師。1年経つのに全然変わってない日本の今の状況(むしろ悪化してる…?)で読むととても心に沁みます…。
日々変化する状況に対応しながらコロナに対するわかりやすい説明をするカリン。巻き起こる批判や、男性出演者ばかりのテレビ討論。原題『La Médecin』の解説(男性名詞に女性冠詞がつけられている)も興味深いです。
カリンの他に基礎疾患があり重症になった30代女性リヴィアの視点も描かれているのがいい。何気ないスキー旅行のあとに体調が悪くなりコロナであると判明。彼氏に非難されたり、直接親しい人に会えない入院での孤独だったり…身につまされるものがあります。
そして改めて各地で奮闘してくださっている医療従事者の方に感謝を述べたくなる作品です。
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